別所哲也(べっしょてつや)


1965年生まれ、静岡県出身。俳優。大学在学中にミュージカル『ファンタスティックス』で舞台デビュー。1992年、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。『レ・ミゼラブル』『34丁目の奇跡』『ミス・サイゴン』など話題の大作ミュージカルに次々出演するほか、映画・舞台・TV・ラジオなどで幅広く活躍中。また、グローバルなショートフィルムの祭典として世界的に知られる『ショート・ショート・フェスティバル』の実行委員長を務めている。
 

【放送】4月22日(金)、22:00〜22:54   【再放送】4月29日(金)、22:00〜22:54


    

今回の舞台は…

ハンガリーは東ヨーロッパ中央部に位置し、農業の豊かな国。この国に広がる大平原は 馬の産地としてヨーロッパにその名が知られ、「チコーシュ」と呼ばれる牧童達がいます。 チコーシュとは、馬の調教、世話をする馬使いのプロ。チコーシュの育てた馬は、かつて王族や貴族に愛されていました。チコーシュは、戦争の行われていた時代から続く大平原の中で最も威厳のある仕事です。

馬との信頼関係

今回のレポーターは、俳優・別所哲也さん。アメリカ留学中にテキサスの牧場で生活を体験し、馬やカウボーイの生活に親しみと憧れを持っていました。向かった先は、ハンガリーでも伝統的な放牧風景の残っているホルトバージ・プスタ。ホームステイ先は、「チコーシュ」であるユーハス・イムレさん(当時29歳)のお宅です。

「チコーシュ」達の馬を扱う技術は、優秀な軍馬を育成するという目的から発達しました。戦争のとき、立ったままだと、馬は敵の格好の標的にされてしまいます。横に寝かせることが出来れば、敵からは狙われにくく、更に馬体越に銃を構え、敵を撃つことが出来ます。チコーシュ達はこの技術を応用して、更に馬に犬のようにお座りをさせることも可能にしました。馬を自分の思うように扱う―そのためには、粘り強く教え込む必用がありますが、馬のことを気遣い、世話をする生活の中で、馬との“信頼関係”が築かれていなければ、決してうまくいくものではありません。別所さんの相棒には「ポルターシュ」という名の馬が選ばれました。馬と信頼関係を築き、立派なチコーシュに近づけるのでしょうか?