ベルギーへと旅立ったのは、女優・賀来千香子さん(46歳)。旅行トランクや、女性用のバッグを幅広く製作してきた1829年創業の老舗のブランド、デルボー社を訪ね、手作りのバッグ作りに挑戦します。
    


 


* デルボー *

レザーを使った旅行トランクや、女性用のバッグを幅広く製作してきた老舗のブランド「デルボー」は、1883年にベルギー王室御用達の栄誉を獲得しました。その社訓は「最高級の皮革製品は総て自社の職人で作る」こと。創業から178年以上たった今も職人はその伝統を受け継ぎ、金具類を除き、全て手作りでバッグを作り続けています。長年続けてきた総ての物を手作りで作るという姿勢や、品質、技術は高く評価され、デルボーは世界中のセレブからも高い信頼を得ているのです。

 

* 職人の技 *

工房で一年間に作られるバッグはおよそ3万個。職人は、修理などで持ち込まれたバッグが自分の手がけたものなら、一目で自分の仕事と分かると言います。修理を依頼されるバッグは、1ヶ月に500〜600個ほど。30〜40年前のものが多く、修理を重ねて親子三代で使い続けているお客さんもいるそうです。バッグは、デザイナーがデザインを考え、プロトタイプを作り、そして皮を選定して職人が作り上げます。皮選びはデザイナーにとっても大切な仕事。皮の選び方一つで、同じデザインでも全く違うバッグが出来るのです。

    

 

*裏話*

悪戦苦闘の末、やっと完成した世界でたった一つの賀来さんオリジナルのバッグ。完成した晩、賀来さんはそれを寝室のベッドの横に置き、興奮のあまりなかなか寝付けなかったのだそうです。デルボーの職人さんであるホームステイ先のご夫婦が、滞在中、こんなことを言っていました。「世界中の販売店へ送られたバッグでも、自分が組み上げたバッグは分かる。」お父さんのマルセルさんは、革を貼り合わせた部分、お母さんのリディアさんは、ステッチの違いで、自分が組み上げたものか、人が組み上げたものか判断できるのだそうです。そして、ご夫婦にとってバックは「子供のようなものだ。」と言っていました。完成したその晩から、賀来さんにとっても大切な子供のような存在になったオリジナルのバッグ。一体どんなバッグが完成したのでしょうか、放送をお楽しみに!!